pyenvでPythonをインストール

pythonのリスト表示

前回インストールした「pyenv」でPythonをインストールしていきますが、なるべく最新のPythonを使いたいので、どのバージョンがインストールできるか「pyenv install -list」を実行してリストを表示します。

$ pyenv install -list

上のコマンドを実行すると、pyenvでインストールできるもののリストがずら〜っと表示されます。

〜省略〜
3.10.5
3.10.6
3.11.0b5
3.11-dev
3.12-dev
activepython-2.7.14
activepython-3.5.4
〜省略〜

上の方にスクロールしていくと「3.10.5」のように数字だけ書いてあるものがあり、これがインストールできるPythonのバージョンになります。

このリストだと「3.10.6」が良さそうのでコピーしておきます。


Pythonをインストールする前に

機械学習など
Pythonで何か分析もしていきたいなぁ〜という方は、Pythonを入れる前に「xz」というパッケージを入れておく必要があります。xzを入れてからPythonをインストールすることで、Pythonの中に分析用のツールが組み込まれた状態でインストールされます。xzが無いと、pandas等を使う時にエラーが発生しPythonを再インストールする必要がでてきます。

xzをインストールするかは任意ですが、一応コマンドを書いておきます。

$ brew install xz

Pythonをインストール

先程コピーしたバージョンを指定してインストールします。

バージョンの数値は、みなさんがコピーしたものに変えてください。

$ pyenv install 3.10.6
WARN
Pythonのインストールでエラーが発生する場合があります。パソコンの環境は人によって違うので、エラーの内容も人によって違います。Googleで調べてみましょう!

エラーが発生した場合は、内容をコピーしてGoogleで検索してみましょう!

エラーの文章でコピーする場所は、大体の場合最後の行をコピーして調べると良いです。

・・・
色々書いてある
・・・
zipimport.ZipImportError: can't decompress data; zlib not available
make: *** [install] Error 1

上記のようなエラーがでた場合、「can’t decompress data; zlib not available make:」の部分や「*** [install] Error 1」などで検索すると良いです。

この場合、前者の「can’t decompress data; zlib not available make:」を検索した方が良さそうです。

自身のパソコンで発生したエラーを検索して、解決方法を探してみましょう!

INFO
英語のサイトが出た場合、Google翻訳か、Google Chromeの翻訳機能を使いましょう!Chromeの場合、右クリックで「日本語に翻訳」と出てくるはずです。

Pythonがインストールできたら

ちゃんと指定したバージョンがインストール出来ているか「pyenv versions」を実行しチェックします。

pyenv versionsのコマンドを実行すると、pyenvにインストールされているpythonのバージョンが表示されます。

$ pyenv versions

  system
  3.10.6
* 3.9.1 (set by /Users/NOIZMOON/.pyenv/version)

「*」マークが今メインで使っているPythonのバージョンです。

上記の場合「3.10.6」に*がついていないので違うバージョン(3.9.1)を使っていることになります。

インストールしたバージョンと違ったので「3.10.6」を使うように設定します。

$ pyenv global 3.10.6

これでPythonの3.10.6を使う設定できました!


まとめ

  • pyenv install -listでリストが表示できる。
  • 機械学習などの分析をしたい場合はxzを入れておく
  • エラーがでたらGoogle翻訳!
  • 使うPythonのバージョンを指定する

次はアプリ開発に必須である仮想環境を作っていきます。